製塩 クイック実験2   製塩クイック実験1

海水で塩をつくる
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須磨海岸で塩水採集
今回は須磨の海岸で採集した海水を使用しました

條畷市では古墳時代の遺跡から馬の歯にともなって製塩土器がたくさん見つかります。製塩土器は薄くて小さな破片(ポテトチップスを茶色くしたような形)です。
 海水には約3パーセントの塩分が含まれています。当時、塩はどのようにして作られたのか、平成14年4月に製塩実験をしました。遺跡から採集した粘土を使って製塩土器をつくり、市販の天然塩を水に溶かして、製塩土器で焼塩にしてみました。実験の結果、塩は土器の外側に結晶してしまい、私達の予想をくつがえすものでした。

 そこで今回は須磨の海水約13リットルを使って製塩実験2をしてみました。
復元土器で実権スタート 海水沸騰 外面に塩が結晶 黄色の不純物付着
午前9時スタート 
後ろの3こは50%の海水
手前の2つは海水
最初に注いだ海水が沸騰 面に塩が結晶。
土器にヒビが入り始める
黄色の不純物が付着
実権終了 外面に塩が結晶 塩はおいしい  5つの土器に結晶した塩は
112グラム

ふきこぼれた塩は210グラ
後3時20分実験終了
やはり前回と同様に容器の外側に結晶  
塩はとてもおいしい
黄色の物質は舌を刺すような味

実験は6時間以上もかかりました。
そのままの海水では一つの土器に平均25グラムの塩が、
濃縮した海水では途中で土器にひびが入ったことが原因したのか平均20グラムでした。

前回の実験でも土器の外面に結晶しました。
「そのままの海水の方が効率が良いことと、ふきこぼれで無駄が多い」など疑問は深まるばかりでした。


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古代人はどのようにして製塩作業をしたのでしょうか?
 土器の中に結晶するべきなのか・・・・。本当は外面に結晶してあたりまえ?
古代人に聞かないとわからないのかもしれません。
なんとか中に結晶するように頑張っているのですが・・・・・。

機会があれば薪を使って実験したいと思います。

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