博物館実習の記録
私たち 学芸員の資格習得をめざして実習しました
令和6年7月22日(月)~7月 27日(土)
■実習内容
紙粘土による「銅鐸のまつり」(ミニジオラマ)
夏休みのイベント「ペーパークラフト「金魚のミニジオラマ」
実習の様子 メニューにもどる
実習の感想
同志社女子大学 田中 |
6日間という短い実習期間でしたが、とても有意義な時間を過ごすことができました。特にメインであるジオラマ作りが印象に残っています。最初は昨年のジオラマのクオリティの高さにできるだろうかと不安になりました。しかし、職員さん方による丁寧な時代背景の説明とアドバイスのお陰でなんとかジオラマ作りができました。最終的に人間だけで80体近くある、高密度のジオラマが完成して驚きました。元々四條畷市立歴史民俗資料館のことが好きで、皆に来てもらいたいとは思っていたのですが、今回のジオラマが展示されることになり、より一層様々な人に来館して欲しくなりました。ここでしかできないことをして欲しいという職員さんの言葉通り、本当にここでなければできない体験をたくさんさせていただいたことでとても楽しく、記憶に残る実習になりました。資料館の魅力も再発見することができたので、必ずまたこの資料館を訪れようと思います。 |
八洲学園大学 |
「この6日間は弥生時代の銅鐸の祭りをテーマとしたジオラマづくりを中心に行いました。粘土で形を作るのは難しかったですが、だんだん慣れてきて最後はあれも工夫できそう、とアイデアが止まらず夢中で作っていました。本館のモットーである幼児から成人までわかりやすい展示、の一助にこのジオラマがなれたら幸いです。印象に残っているのは、ただ作るのではなく、来館者の立場で考えて、どうしたらよりわかりやすく、楽しんでもらえるか?を考えて工夫し続けることが大切だとの言葉です。相手の立場に立って考えることはどの道に進んでも大切だと思いますので、この言葉を胸に、頑張り続けたいと思います。 |
佛教大学 |
四條畷市立歴史民俗資料館の実習は独創的な内容で、クリエイティブで発想力を活かすことができるものでした。他の館には無い館の色を活かした実習内容で新鮮な感覚で受けることができました。この実習を通して博物館において大切な「伝達力」と「楽しむ心」を得ることができたと考えています。楽しんでわかりやすく、情報を伝えた上で来館者に満足感を届けるという今まで、授業で行ってきただけでは知ることのできない視点と方法も得ることができました。実習内容が本当に独創的でコミュニケーションを取りながら行える内容だったので経験だけでなく良い思い出にもなりました。 |
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6日間の実習を通して、他大学の方との関わりも含め充実した時間を過ごせました。大学での座学だけでは体験できない作業にも触れさせていただく機会に恵まれました。小学生
以来触る機会のなかった紙粘土を使って弥生時代の銅鐸祭を再現させていただきました。
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近畿大学 坂本 |
ジオラマ展示を通して、博物館での業務は土器などの展示品の取り扱いだけではないということが学びになりました。また、6日間の実習を通して、他大学の交流を深めることができた充実した時間を過ごすことができました。ペーパークラフトのイベントでは大人も子どもも学芸員も楽しんだイベントととなったと感じました。この6日間の経験は他では得難いものであり、ここで得た経験を活かしていきたいと思います。 |
近畿大学 |
今回の実習では、四條畷より出土した銅鐸が祭祀を行う際に使われていたということで、その情景を紙粘土で表現したジオラマ制作を主に行いました。他大学の実習生の方々と共に約100体を超える人形をそれぞれのアイデアから制作し、お祭りの賑やかな雰囲気を表現することができたと感じています。親子の人形が手を繋いでいたり子どもがこけていたりと各々の人形にストーリーがあり、来館者の方々にも楽しんでいただけるような作品に仕上げることができました。 |
京都橘大学 合田 |
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京都橘大学 濱岡 |
今回の6日間の博物館実習では、弥生時代の銅鐸のまつりをテーマに紙粘土でジオラマを作成すること、27日のイベントにむけての準備を主に行いました。ジオラマ作成では自身のイメージした形や色に近付けることがなかなか難しかったです。 他にもたくさんのことを学ばせていただき、貴重な体験をさせていただきました。このことを忘れずに、今後に活かしていきたいと思います。 |
大阪国際大学 山口 |
初めて歴史民俗資料館で研修させて頂き、民俗学の魅力に興味を持った機会だと感じました。メインだったジオラマ作成、庭の清掃、金魚鉢のミニジオラマ作成など、多くの貴重な経験をさせて頂きました。作成時にはお客様により簡単に当時のイメージを思い浮かべるように試行錯誤をしながら工夫を積み重ねて、不器用ながらも積極的に取り組めたと思います。展示する際は、6日間頑張った成果が作品に形として反映できました。 |
大阪国際大学 孫 |
6日の短い実習でしたが、紙粘土ジオラマを作ったり、イベントでお客様に指導したり等、人生初めての体験が出来、とても貴重な思い出になりました。留学生として、実習内容を完成させるかどうかの不安も交えて、実習を参加する他の方と協力して、無事に終わらせました。 ジオラマ作りに、教えていただいた知識を従い、自分なりの工夫を加え、自ら手を動かすことで、当時のお祭りの様子と人物の服装などをより脳に覚えることができました。聞くだけではなく、手も動かすのが、とてもいい勉強方法であることがわかりました。 学芸員などの教育に関する仕事に務める時はもちろん、育児など自分の人生にも活用できると考えます |
同志社大学 花房 |
今回の博物館実習では、弥生時代の、豊作を祝う「銅鐸の祭り」をテーマに、ジオラマづくりに取り組みました。紙粘土を使って、小さな人形や建物を製作する作業は、難しくも楽しかったです。小学生の頃の工作の時間を思い出し、懐かしい気持ちになりました。初めは、なかなか思った通りに紙粘土を形作ることができなかったけれど、少しずつ慣れていき、動きや表情を自分なりに工夫して表現することができました。今回のジオラマづくりは、博物館の展示資料のあり方について考えるとても良い機会となりました。私たちが製作したジオラマは、博物館の展示物やその歴史についての理解を助けるものであると同時に、来館される方々が目でみて、当時の生活を想像して、楽しむことができる資料であると感じました。また、館長さんをはじめ、今回の実習で指導してくださった方々は、皆さんとても親切で、私たちをあたたかく迎えてくださり、とても嬉しかったです。皆さんのサポートのおかげで、無事に実習を終えることができました。 |
京都外国語大学 前西 |
あまりにも夏な窓辺の景色と共に始まった博物館実習。掃除で始まり掃除に終わる6日間は合宿のようであった。今年度は紙粘土を用いて銅鐸まつりのミニジオラマを作成。頭の中で描いた絵を手元で表現すること、歴史に忠実でなければならないことの2点に難儀した。完成したジオラマはどれも愛らしく、資料館を訪れた方の目に入ることを嬉しく思う。最終日にはクラフトワークショップを開催。この館が資料を保存・展示するのみならず、コミュニケーションを生む場として地域に愛されていることが分かった。(皆さんの温かいご厚意のおかげで充実した6日間でした)。 |
■指導者から 今年度の博物館実習は猛暑のなか12名でスタートしました。実習内容は、夏休みに向けての取り組みです。紙粘土を使って「銅鐸のまつり」のシーンをジオラマに作り上げる事と、ペーペークラフト「金魚のミニジオラマ」の2題でした。
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