しじょうなわてし    しとみやきたいせき

四條畷市 蔀屋北遺跡

蔀屋北遺跡は、なわて水みらいセンター建設関連工事に伴って大阪府教育委員会によって発掘調査されました。

四條畷市南山下遺跡出土の馬形埴輪が着装している馬具と同じものが出土しています。
これらの出土によって、馬形埴輪が牧の馬であることが実証されました。

平成13年の発掘調査で
古墳時代中期の木製輪あぶみ(下右の写真)が出土。

平成15年には馬一体分の骨が出土しています。
平成18年にはくつわ、木製の鞍が出土しました。

馬形埴輪 カシ製あぶみ
馬形埴輪
南山下遺跡(みなみさげいせき)
出土した馬具と同じものを着装しています




大阪府教育委員会所蔵
市立歴史民俗資料館 開館20周年記念特別展
「馬と生きる」より転載

カシ製の《輪あぶみ》です。左の埴輪の馬具と
同じ形をしています。
あぶみは馬に乗る時に足をかけたり、
馬をあやつるのに使います。
少し欠けているのが残念です。
同じような形のものがもう一点出土しています。
 馬に与える塩を焼く土器(製塩土器)がたくさん見つかっていました。
 製塩土器の出土量から推定すると、1500個分にもなります。この量は今までにはない量です。


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