鎌田遺跡発掘速報ー3

他にもたくさん見つかりました

調査風景 出土した祀りに使った道具

鎌田遺跡は馬のまつりをした祭祀場でした。
渡来人が馬をつれて四條畷に来た頃(1550年前)の遺跡です。

つちのこ集積 馬の下顎出土の撮影 馬の下顎出土
 穴の中から、高杯3個と壷が1個、その下から板、下に、つちのこ(むしろを編むときに使う木のおもり)8個が、さらにその下から器台と壷が埋納されていました。どんな儀式をしたのでしょうか。  写真や図面を記録して遺跡の様子を残します。
 木や馬の下顎が見つかった様子を撮影しています。

 左のの写真の右奥から見つかった馬の下顎
 資料館で展示中です。


朝鮮半島の土器 なすび形の鋤 はそう
 朝鮮半島から運ばれてきた土器で韓式土器と呼ばれています。 中央の板(先が壊れています)がなすび型の鋤(すき)。柄を取り付けて使います。 穴のあいた壷。はそうと呼ばれています。お酒や聖水を入れたのでしょうか。
高杯の脚部 高杯の脚部
須恵器 高杯の脚部 中央の底部径8.8センチ 須恵器 高杯の脚部
高杯の脚部 高杯 壷
須恵器 高杯の脚部
須恵器 高杯 
口縁部径10.7センチ
須恵器 壷 胴部径15センチ
杯のふた 高杯のフタ 杯のフタ
須恵器 杯のフタ 須恵器 高杯のフタ 須恵器 杯のフタ
杯 鉢の底 壷
須恵器 杯 須恵器 鉢(平底) 土師器 壷
高杯の脚部  これらの土器類は、すべて祭祀場の溝から見つかったものです。
 大量の土器類の整理はこれからの仕事です。
 
その手順は
水洗い→マーキング→
復元→実測→撮影
です。
 12月現在の作業内容は水洗いです。写真の土器のほとんどは欠けていますが、完全な形に復元するのが楽しみです。

土師器 高杯の脚部



もどる

鎌田遺跡の最初のページにもどる