製塩クイック実験1  
  
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市販の天然塩

ここのような市販の塩(天然の塩)を、お湯に溶かして使用

古墳時代の中ごろに朝鮮半島から優れた技術がもたらされました。それは、土木技術・金工技術・土器焼成技術・馬の飼育と乗馬技術などあげればきりのないほどです。工芸などは現在でも難しいほど高度な技術です。土器焼成技術は現在の陶磁器の技術に生かされています。
  四條畷には馬の飼育技術がもたらされました。

 四條畷は西に湖があり、山からはいく筋もの川が流れており、水辺には馬の好きな草が生えていました。馬は、草ばかり食べているので塩分が不足するので塩を与えます。
 その塩はどのようにして四條畷まで持ち込んだのでしょうか。どのようにして、焼塩を作ったのでしょうか。塩作りの工程は複雑です。海水から作ることはできないので簡単な方法で実験してみました。


実験に使用した製塩土器

四條畷市内の遺跡で出土した粘土を使って5個制作しました
土器を薄く作るのは大変ですが、50個もつくればベテランになれるでしょう)それを家庭用のガスコンロで焼成しました。
塩を焼くときもガスコンロを使用しました。金網の上に砂岩を数個乗せて、それを支えにして製塩土器を立たせました。

手づくり製塩土器に塩水を注ぐ 塩水が沸騰 塩が土器の表面に付着 中にたまった塩を取り出す
1、手づくりの製塩土器に、溶かした塩水を少しずつ注ぐ。何度も塩水を注ぐ。 2、塩水が沸騰し、泡だって外に流れ出したり、土器からしみ出したりして、少しづつ結晶していく。 1時間30分経つと、このようにきれいに結晶したが、土器のなかには少ししか結晶していない。思わぬ結果となった。 中にたまった塩を、竹のヘラを使って取り出す。
少し水で湿らすと楽に取り出せる
外側に結晶した塩を取り除く 土器のリサイクル実権 リサイクルはできない 使用した土器を壊してみる
外側に結晶した塩を取り除く。やはり水で湿らすと取りやすい。丁寧に取り除いても少し塩が残る 6、実験に使った5つの製塩土器はどれも壊れなかった。再び使用可能か実験してみたが、先ほどのようには、うまくはいかなかった。 7、土器の外面に結晶した塩は前回のように美しい結晶とはならない。あきらめて火から下ろそうとすると底がはがれてしまった。
再利用は無理できない
ことがわかった。
8、再利用した土器とは別のものを壊してみた。四條畷周辺の遺跡から出土した土器と同じような形にはなった。
今回の実験は、今まで私たちが考えていた常識は全く通用しませんでした。
 製塩作業中は疑問ばかりでした。内側にたまると思っていた塩は外側ばかりに結晶します。しかし、ふきでた塩は、石や金網やコンロにはほとんど結晶せず、無駄はありませんでした。
 
「土器の目に塩が結晶し、それで土器があのように小さく割れて見つかる」と思っていましたが、全くそのようなことはおこりませんでした。

復元した土器の表面
製塩土器の表面
でこぼこのたたき目に、
意味があるのか?

 再度利用した土器は結晶のしかたも悪く、金網にも結晶してしまいまい、うまくいきませんでした。
 この製塩土器に結晶した塩はどのように処理したのでしょうか????
 どのようにして馬に与えたのでしょうか????


  実験中も後も疑問だらけでした。塩が悪かったのか、実験の仕方が悪かったのか、それとも本当はこのようだったかもしれません。


実験された方がおられましたら、是非その様子をお知らせください。
 

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